手帳を決めたら、マンスリーとウィークリーの基本ルールを学んでいきましょう。
手帳を使いこなせない人ほど、マンスリーだけ使う人が多い
これまで、延べ1,000名ほどの手帳レッスンを行ってきました。
そこで気づいたことは、手帳で悩んでいる人の多くが、マンスリーとウィークリーのいったりきたりの使い方で困っているのです。
特に、使いこなせない、続かなくなったという人ほど、「マンスリーページしか使っていない」のです。反対に、使いこなせている人ほど、マンスリーとウィークリーの使い方がはっきりしています。
マンスリーには、時間を入れない
おしゃれな手帳や、デザイン性の優れている手帳ほど、ウィークリーがなく、マンスリーしかありません。そのため、時間もマンスリーに書くという人も多いことでしょう。
ただ、マンスリーには、時間を入れない。これが続くポイントです。
マンスリーに時間をいれてしまうと、ウィークリーをみなくなってしまいますし、どちらかだけに書いてあると、そのアポを忘れてしまったというのがあるものです。
マンスリーには、大まかなその日、一番大事な予定をメインに、予定を書き込むぐらいでいいです。詳しい予定は、ウィークリーに書くのがおすすめです。
ウィークリー(バーチカル)は24時間のものを入れ、時間をきっちりと書く。
イー・ウーマン代表の佐々木かをりさんの『自分を予約する手帳術』(ダイヤモンド社、2011)や、CITTA手帳考案者の青木千草さんの『未来を予約する手帳術』(かんき出版、2017)では、ウィークリー手帳の中でも、バーチカル手帳を推奨しています。
手帳を使いこなせているひとほど、バーチカル手帳を愛用しています。
そして、細かい時間までも、バーチカル手帳の時間軸にきっちり書いています。
例えば、10時からアポがあったとしましょう。こうしたときに、多くの人は、10時のところに予定を書き入れます。しかし、手帳を使いこなせている人ほど、10時のところに、きっちり「10:00」→「10:45」とはじまりと終わりの時間を書き入れています。
しっかりと数字まで書くことによって、脳に記憶として残りますし、その数字を書いたことで、なんとなく、明後日の予定は入っていたような気がすると、手帳を書いた「ヴィジュアルシーン」が浮かんできて忘れないものです。
渡邊康弘(わたなべ やすひろ)
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『シン・読書術』『言葉の力を高めると、夢はかなう』などベストセラー書籍の作家。
レゾナンスリーディング開発者。コラージュ手帳協会手帳講師。日本トップレベルの「読書家」。
ITベンチャー→学生起業→人材ベンチャー(のちに上場)→神田昌典氏の事業パートナー→独立。
ビジネス書作家、事業プロデュース、起業塾主催。年間2000冊読む読書家。
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